久しぶりのブログ更新です。

先日2月26日付けの電気新聞でも報道されましたが、今般(2014年2月24日)、正式に日本KNX協会が発足しました。
日本国内および海外でKNX協会に所属する企業の日本支社から20人の参加者を得て、日本KNX協会の記念すべき第一歩を踏み出しました。上の写真は、その設立総会が開催された横浜ベイホテル東急プリンスの間で撮った記念写真です。
なお、本総会で、富士通ゼネラルの相原直樹氏が会長に、ABBの吉田剛氏が副会長に、そして不肖、私、新谷が事務局に選任されました。

24日当日、総会に先立って、KNXテクニカルワークショップが開催されたのですが、不肖、私、新谷がKNX協会に代わって講師を務めさせていただきました。その際使用したプレゼン資料は、弊社ホームページの「調査実績」にNo.31『KNXテクニカルワークショップ プレゼン資料』として登録していますので、ご興味をお持ちの方はご覧ください。

その後2月25日から28日まで、新たにKNX協会認定研修センターとなったテュフラインランド ジャパンのテクノロジーセンター(横浜市都筑区北山田4-25-2)にてKNX技術の基礎トレーニングコースを開催。9名の参加者に対して、南アフリカから駆けつけたベテランKNXチューターJesus Arias氏の強力なバックアップを得て、これも不肖、私、新谷が講師を務めさせていただきました。
最終日は、KNX協会の定めた基礎コース修了認定のテストを受けていただきましたが、次の写真は、その筆記テストと実技テストの模様です。なお、参加していただいた9名の方全員が試験に合格、KNXパートナーの認定を受けています。

また、翌週の3月3日から5日まで、先日、世界中で285番目にKNX協会認定研修センターとなった、きんでん人材開発部(きんでん学園、西宮市今津久寿川町12-77)にて、KNXチュータートレーニングコースを開催。きんでん社員の方3名に対して、KNX協会CTO兼CFOのJoost Demarest氏の強力なバックアップを得て、これも不肖、私、新谷が講師を務めさせていただきました。
きんでんは、技能五輪国際大会に日本代表として出場しており、KNX技術に関しても豊富な知識をお持ちで、最終日、KNX協会の定めたチューターコース修了認定のテストを受けていただき、皆さん無事合格して、KNX認定チューターの資格を得られました。
下の写真は、最終日に、技能五輪国際大会で使用したというKNXシステムを背景として撮った記念写真です。

かくして、2月の最終週からの約2週間にわたるKNXイベントを何とかこなすことができました。

実は、この2月末の日本KNX協会立ち上げに当たって、KNX技術を普及するためのトレーニングコースを開催したいが、現在日本語のできるKNXチューターがいない。そこで、ブリュッセル(KNX協会本部所在地)にきて、KNX技術のトレーニングを受け、日本でのKNXトレーニングを実施してくれないか-と昨年の暮れに打診がありました。その時は、せいぜい1日のKNX紹介コースくらいを日本語で話せばよいのだろうと高をくくっていたので、気安く承諾してしまったのですが、最初に確認しておくべきでした。

まず、KNX協会本部で、KNXトレーニングの基礎コースに相当する講習を受けた後、ちょうどブリュッセル近郊のメヘレンというところにあるThomas Moorカレッジで開催されたKNXチューター養成コースに参加。きんでんの方たちと同様、修了認定テストを受け、気が付くとKNX認定チューターに。その後、ブリュッセルに戻って、KNXトレーニングのアドバンスコース内容と、KNXデバイス開発者向け情報のハンズオンを受けて帰国。結果、KNXテクニカルワークショップ以外に、KNX基礎トレーニングコースとチューター養成コースの講師も担当することとなり、帰国後も、その準備(並行して欧州で進められていたKNXの日本語マニュアルの精査等)をしている間に、日本KNX協会立ち上げの日が来てしまいました。

一連の日本でのKNXイベントが終了し、一息ついてはいるのですが、これからは発足したばかりの日本KNX協会を地に足をつけた組織にするべく、事務局として、日本KNX協会の活動をしなければなりません。

ブログの更新がなかなかできず、本ブログをお読みくださっている方には申し訳なく思っている次第ですが、「デマンドレスポンスはどこに向かおうとしているのか」のまとめ等、忘れている訳ではありませんので、今しばらくお待ちいただければ幸いです。

なお、下の写真は、メヘレンのThomas Moorカレッジのエントランス付近で撮影した記念写真(左から2人はトルコから、真ん中の2人はベルギーのチュータートレーニング受講生で、その右が講師のJan Derua氏、右端が私)と、KNX認定チューターとなった認定証です。

終わり