Hoad Hill
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前回は、Perplexityの無料版を使ってみた結果をご紹介しました。

実は、もう1つ気になっていた生成AIとしてMistral AIが残っていたので、今回はMistral AIについて調べた結果をご紹介したいと思います。

 

と、ニュースタイトルだけ見ても、またまた凄そうな生成AIが出てきた感じがします。

Mistral AIの詳しい情報は、これらの記事でご覧いただくこととして、ここでは、Perplexityを使って、Mistral AIの情報検索を行ってみました。

ここまで、Perplexityの回答は、冒頭でリストアップしたMistral AI紹介記事で提供されている情報がほぼカバーされていることが分かりました。

その意味で、「Mistral AI」のキーワードでGoogle検索して、ヒットした内容を自分でまとめる手間が省けるという点で、Perplexityは非常に優秀なツールです。

ただ、冒頭にあげたMistral AI関連WEB情報の3番目には「Mistral AIは最近、独自のAIチャットボットであるLe Chat(要サインアップ)のベータ版を公開した。」とあったのに対して、Perplexityは、「Mistral AIにはWebベースのチャット形式のインタフェースはありません」と言い切っています。

このように、情報源を教えると、ベータ版のチャットインタフェースがあるとの回答が返されました。

これからわかることは、現状では、自分でしらみつぶしにググる方が、Perplexityで「Pro Search」機能を使うよりも、(手間はかかりますが)正しい情報を収集できる可能性が高いということです。

 

以上、Perplexityの試用評価の続きになってしまいましたが、Mistral AIに関する情報検索結果としては、Perplexityのおかげで、チャットインタフェースのベータ版が用意されていること以外、十分情報収集ができましたので、以下では、ベータ版を試してみたいと思います。

 

Le Chatのページを呼び出すと、以下の画面となりました。

「Sign in with Microsoft Account」を選ぶと、以下の画面になりました。

「同意」をクリックすると、以下の画面が出たので、チェックボックスをセットして次に進みます。

そうすると、ずいぶん簡素な画面が現れました。

ここでも、1-bit LLMについて尋ねてみましょう。

回答は以下の通りでした。

残念ながら、Mistral AIのトレーニングデータは2021年までのもので、1-bit LLMに関してはわからないとのことです。最新情報をネット検索しに行くことはしないようですね。

それと、日本語は取り扱い対象外とのことでしたが、以下の通り、日本語で答え直してくれました。

そこで、「このところアナウンスされた生成AIのレビュー その2」で、Gemini、ChatGPTおよびClaude 3に出した問題をMistral AIにも出してみました。

正解!このような問題に関しては、GeminiやChatGPTより優秀な感じです。

まだベータ版のチャットインタフェースなので、テキストのファイル渡しができず、今すぐChatGPTのように使えませんが、同様のインタフェースが提供されれば、ChatGPTと並行して使ってみようと思います。

 

今回は以上です。

終わり